日本代表DF長友佑都(インテル・ミラノ)が2日、東京・小平のFC東京練習場で自主トレを行った。10年夏まで所属した古巣のグラウンドで約1時間半、みっちり汗を流した。またドイツ・マインツへの移籍を控え同所で自主トレを行っていた武藤嘉紀や、かつてのチームメートである石川直宏らとも会話を弾ませた。
「ここは僕のホーム、原点ですから。みんなにも会えたし、武藤とも話せた。彼も移籍を控えて気合いが入っているので、ドイツに行っても活躍を期待している。日本代表のためにも頑張ってほしい」。FC東京から欧州という同じ挑戦の道を選んだ後輩に向けて、長友はエールを送った。
現在、所属先のインテルでの去就が注目され、ドイツやイタリアの他クラブからも関心を示されている。移籍か残留かについてはこの日は直接明言がなかったが、近日中にイタリアに戻り、まずはインテルの練習に合流予定。代表活動中に痛めた左でん部の状態も「ケガはもう大丈夫です」と快方をアピールしており、今後の去就にますます注目が集まる。
最後に、この日女子W杯で決勝進出を果たしたなでしこジャパンについては、「試合を観ていました。すごすぎます。世界一まであと一歩。世界一になることがどれだけ難しいか、僕自身肌で感じている。ぜひ2連覇を成し遂げてほしい」とエール。青のシャツに赤いベストと、古巣をリスペクトする青赤色をまとっていた長友。久しぶりの小平に、リラックスムードを漂わせていた。
(FC東京担当 西川結城)
2015/07/02 20:45