PKを蹴りたがる人、蹴りたがらない人の両方がいる。蹴りたがらない人は失敗したときのことを考える。『チームの勝敗にかかわる』、『入って当たり前のプレッシャーが耐えがたい』。嫌がる理由はそんなところか。では、蹴りたがる人はどんな心理なのか。明治安田J2第16節大分戦(2○1)で、今季2つ目のPKを成功させた原一樹に聞いてみた。
「試合の流れの中で訪れることがあるGKとの『1対1』の場面と同じで、緊張はする。でも、それを取ればきっと自信になり、ストライカーとして成長できると思うから、キッカーに志願する。今後も志願し続ける。僕にとって幸運なのは、今のチームには僕以外に志願者がいないことかな(笑)」
原のような前向きな思考は「FW特有かも」と言うのが現役時に主にFWとしてプレーした柱谷幸一監督。「オレもPKは志願して蹴った。蹴る前に失敗は考えないし、失敗しても気にしなかったかな」。コレ、FWの適性?
(北九州担当 島田徹)
2015/06/04 17:11