前節(明治安田J2第15節)の岡山戦(0△0)でJ通算500試合出場を達成した南雄太はその試合でビッグセーブを連発してみせた。「ここ数年では一番冴えていると思う」と市村篤司も話すように、苦しい試合になったチームを救う活躍を披露。「目の前の試合を必死にやってきた結果なだけで、周りの方に感謝です。」とその記録を謙遜するが、日々の積み重ねが重要だということをあらためて感じさせるプレー内容だった。
ただ、南は偉大な記録を達成したものの、J1での出場記録が伸びていないことに悔しさを滲ませている。「J1での数字がずっと止まっているので、やっぱり何とかそこの部分を動かしたい。そのためにはJ1に昇格するしかない。上げられるように頑張りたい」。南が最後にJ1の舞台に立ったのは2008年J1第32節の磐田戦(3△3)。止まったままの数字を動かすには横浜FCをJ1に昇格させるしかない。もう1度、あの舞台に立つー この想いを胸に今日も南はグラウンドに立ち続ける。
(横浜FC担当 松尾祐希)
2015/05/27 18:02