大宮のフィールドプレーヤーで唯一、全試合フル出場を続けているのが左SBの和田拓也だ。本人は「別にそんなに。(いまは)連戦ということくらいで、週1だったら全然問題ない」と意に介さないが、試合ごとにプレーの幅を広げ、前節(明治安田J2第12節)・北九州戦(2○0)での2アシストのように明確な結果も付いてきた。
5連戦のうち4試合を終えて3勝1分、失点はわずか1と好成績が続いており、和田は「(連戦中は)後ろはとにかく無失点というのを意識している。守る時間帯に守れるという手ごたえがある」と現在の守備に自信を見せる。守備の完成度が高まる中で、持ち前のクレバーな守備が堅守を下支えしている。
「間合いとタイミングはかなり意識している。見えているところに行ってもかわされるだけなので、いかに見えていない間に寄せていくか。牽制とか、『狙っているよ』と見せておくとか、そういう駆け引きはかなりやっているつもり」
今後も和田の“頭脳プレー”に注目だ。
(大宮担当 片村光博)
2015/05/08 20:49