練習の合間にもセカンドボールをイメージし競り合いのトレーニングに余念のない金井貢史(左)と大岩一貴
前節(明治安田J2第9節)では首位・磐田を相手に内容では上回りながらも「決定力(が足りず)、ゴールが遠かった」(関塚隆監督)千葉。逆に磐田には少ないチャンスを、ジェイ、松井大輔という元代表選手の決定力でモノにされ、順位も4位に後退した。これで2戦連続の無得点負けとなり、勝利のためにもとにかくゴールが欲しい。そこで選手が口をそろえるのが「セットプレーが大事」(金井貢史)だ。
今節の相手の熊本は「セットプレーからの失点が6割」(北爪健吾)というスカウティングに、「セットプレーはチャンスになる」(キム・ヒョヌン)と選手はみな目の色を変えた。「暑い時期にセットプレーで1点取れればこしたことはない」(金井)し、千葉には中村太亮という素晴らしいキッカーもいる。サブ組で相手をする北爪も「ウチのセットプレーは厄介。得点の匂いがする」と太鼓判を押す。トップ下での出場が濃厚な町田也真人も「良い場所でファウルをもらえるように駆け引きしたい」と、チーム一丸となって熊本の弱点を突く構えだ。
(千葉担当 芥川和久)
2015/04/28 20:57