4月27日に38歳の誕生日を迎えた本間幸司。37歳最後の試合となった明治安田J2第9節・大宮戦(1●2)には浦和時代のチームメイトだった土田尚史(現浦和GKコーチ)が激励に来てくれたという。
そこで土田コーチから「この年齢では技術的になかなか上達しないから、脳みそを鍛えた方がいい」とアドバイスをもらったそうだが、その言葉を聞いて本間は「悔しい思いをした」という。「個人的には今も技術的に成長している実感がある。僕の場合、長い間身体能力に頼ってきたので、技術面を鍛えるのが遅かった。その分、まだ伸びしろがあると思っている」と力を込めて語った。
もはや大ベテランの域にさしかかっている本間。だが、毎日上達するために若手以上の練習量をこなしている。「もっともっとうまくなりたい」。誰よりも強い向上心があるからこそ、守護神であり続けることができるのだ。
38歳になった水戸のレジェンドはこれからも進化し続ける。
(水戸担当 佐藤拓也)
2015/04/27 20:08