昨年9月に関東・東北豪雨の水害にあった常総市の市民を無料招待する『常総市招待デー』として行われるJ2第13節・札幌戦に向けて、本間幸司が熱い思いを吐露した。
豪雨によって甚大な被害を受けた常総市は8カ月経った現在、住宅再建の進ちょくは6割程度で、市内各地で復旧工事が続いている。常総市の復興を支援しようと、水戸ホーリーホックと同選手会は継続して募金活動を行っている。昨年10月には、大宮アルディージャサポーター、アルビレックス新潟、Fリーグのデウソン神戸、トリプレッタからの支援を含む約160万円の義援金を、常総市に寄付した。
そして、今年も支援活動を継続。その一つとして、今回『常総市招待デー』が設けられることとなった。15日は常総市から多くの市民の来場が予想される。その一戦に向けて、本間は「まだ苦しい状況が続いているにもかかわらず、そうやって足を運んでいただけることはすごくうれしいこと」と口にし、気迫に満ちた表情で「そういう人たちに何かを感じて帰ってもらいたいですし、サッカーをとおして前向きな何かを伝えられるように頑張りたい。そして、そういう方々はすごいパワーがあると思うので、常総市民のパワーを借りて、絶対に勝ちたいと思います」と語った。
情けない姿を見せるわけにはいかない。復興への思いが水戸の大きな力となることだろう。
(水戸担当 佐藤拓也)
2016/05/14 11:41