オフ明けの2日、最終節となるJ1第34節・川崎F戦へ向けたトレーニングが始まった。長いシーズンもいよいよ最後の1週間を迎えている。
安達亮監督は「最後はホームで勝ってシーズンを締めくくりたい。何よりやっている選手たちが勝ちたいと思います」と選手たちのモチベーションの有りようを伝えた上で、「勝ちたい気持ちはみんな一緒だけど、プレーの判断のところで一人ひとりが違っているのはある」とし、共通理解を研ぎ澄まし最終戦に臨みたい気持ちを話した。
すでに退任の決まっている指揮官にとっても、神戸の監督としては最後のゲーム。ただ、「特別な意識はない」という。そして、「今までやってきたことの集大成を出せればいい。(最終節は)自分にとってもクラブにとっても通過点。ヴィッセルがなくなるわけじゃない。今季J2からJ1に上がり、シーズンの最初からテーマをもって戦ってきた。良いところを出せればいいですね」と静かに闘志を燃やした。
強烈な寒波が到来したこの日は、オフ明けながら入念なボールトレーニングで汗を流した。6日のノエスタは、“神戸らしい”熱い90分に期待したい。
(神戸担当 小野慶太)
2014/12/03 07:00