20日、川勝良一監督、森下仁志コーチ、アダウトGKコーチ、津越智雄フィジカルコーチの今シーズン限りでの退任が発表された。京都はリーグ戦残り1試合を残して今季のJ1昇格の可能性が消滅。今井浩志社長は来季へ向けて指導陣や強化部の刷新を考えており、現チームのコーチングスタッフは総退陣となる。
川勝監督は今年6月に就任。地元クラブからの半年契約というオファーを受諾し、シーズン途中からチームの建て直しに力を注いだ。チームを指揮するのは最終節・岐阜戦を残すだけとなったが、「誰が来年のボスなのかは大事なことじゃない。いつもどおりにやろう、と選手には話した。この世界ではよくあること。振り回される選手は大変だけど、その中で試合に出て評価される。(来季は)環境が変わっても、ベストを尽くしてほしい」とメッセージを送った。
森下コーチはバドゥ前監督との契約解除後、監督代行として2試合を指揮。ルーキーのFW田村亮介やMF磐瀬剛をデビューさせ、コーチとしても若手を厳しく指導してチームの底上げに尽力した。「京都は間違いなく将来があるチーム。関西ステップアップリーグのC大阪戦(主力が出場した相手に勝利)のように、Jリーグのプレッシャーがなければ若手もあれだけやれる。これからも謙虚にやってもらいたい。僕自身、彼らから学んだことも多い。12月3日(関西ステップアップリーグ最終戦)まであるので、若い選手が育っているのを見てもらいたいですね」と話している。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/11/22 17:28