19日から20日にかけて、クラブから飯尾和也の現役引退、ユン・ソンヨルの契約解除、野澤洋輔、サビア、イ・ジュンヒョブ、玉林睦実の契約満了が発表された。20日の練習には平日にも関わらず、多くのサポーターが練習会場に詰め掛けて別れを惜しんだ。
「(引退を決めた)具体的な出来事があったわけではないが、毎年そういう覚悟でやってきた。他のクラブを探すつもりもなかったし、ここで力を尽くしてやめようと思っていた」(飯尾和)、「兵役の関係で海外にいられるのは今年までだった。韓国に戻ればあと2年間、時間はあるので、いろいろな選択肢を考えている」(ユン)と話すものの、「まだ今季は終わっていない」と2人とも口を揃える。最終節・水戸戦へ向けて、準備を整えている最中だ。
もちろん反町康治監督は勝利のために全力を尽くす構えだが、「もちろんそうだけど……湘南時代に(田村)雄三を使わなかったことはまだ後悔している」と、田村雄三選手(当時)を10年のホーム最終戦でベンチメンバーに入れながら起用できずに終わったという過去がある。難しい判断となるが、「笑顔で送り出したい」(飯田真輝)のは、クラブに関わる全員の総意だろう。
(松本担当 多岐太宿)
2014/11/21 17:18