このたび、練習生として参加していた韓国人FWイ・ジュンヒョブの獲得が発表された。
1989年3月30日生まれの25歳。昨季は江陵市庁FC(韓国・Nリーグ)でリーグ得点王を獲得したストライカーだ。この半年間はアイントラハトブラウンシュヴァイク(ドイツ)でプレーしたが出場機会に恵まれず、「テクニックに長けている印象で興味があった。ドイツに行く前からプレーしたいと思っていた」というJリーグに新天地を求めた。「クロスからのシュートと、裏に抜ける動きが得意。得点、アシストなど、目に見える結果で貢献したい」と、求められる役割は理解している。
この補強について、ポイントは2点ある。南省吾テクニカルダイレクターは「現場から、トップとシャドーのできる選手という希望があった」と話す。反町康治監督はトップはもちろん、シャドーでの起用も示唆しており、ベンチワークにも幅が出そうだ。また、「シーズン途中での加入ということで、すぐに戦力になる選手を獲得しないといけない」(南TD)。海外経験もあり、コミュニケーションスキルの高いタイプのイは、早い段階でチームに馴染むことを期待されている。
「素晴らしいスタジアムとサポーター。あのピッチに早く立ちたい」と語るイ。今節・愛媛戦のベンチメンバー入りも濃厚だ。
※写真=獲得が発表されたイ・ジュンヒョブ(右)。臨時通訳を務めたユン・ソンヨル(左)によると性格は「真面目」とのこと。
(松本担当 多岐太宿)
2014/08/15 11:58