日本代表からFC東京に帰還したDF森重真人、太田宏介、FW武藤嘉紀の3選手。20日のトレーニングから元気に3選手ともフルメニューをこなし、週末のJ1第32節・新潟戦の出場に問題はなさそうだ。
シーズンも終盤に入り、タイトル争いとともに注目を集めるのが個人成績。現在13得点の武藤は得点ランク4位。1位を走る大久保嘉人(川崎F)と豊田陽平(鳥栖)が15点と2点差まで迫っているだけに、新人ながら得点王に輝く可能性も残されている。
武藤は「まずは14点目を取って新人最多記録を更新したい。そういう流れでいけば、得点王も見えてくるかもしれない」と前向きに話した。それと同時に、本人はもう一つ強い願望を示した。「リーグのベストイレブンに是非入りたいですね」。最終節終了後に発表されるJリーグのベストイレブン。チームの成績も関係してくるが、当然個人成績も大きく選考には影響される。今季、結果もインパクトも大きなモノを残している武藤だけに、彼の思いは実現するかもしれない。
武藤が帰宅した数分後に姿を表したのは太田。奇しくも彼もまた、自らベストイレブンの話に触れた。
「アシストはいま9つなので、まずは二桁の大台に乗せたい。あとは34試合フル出場も継続したい。そしてベストイレブン!あれは本当に入りたい!」
左利きの左SB自体、日本人では現在貴重な存在。さらにアギーレジャパンの一員に名を連ねていることからも、彼もまたベストイレブンに入る可能性は十分にある。
FC東京を支える代表勢。Jのクラブからは先月に続いて、今月も最多の3人(ガンバ大阪と同数)が代表に選出されている。森重を含め、いずれも今季のパフォーマンスは高く、12月に行われるJリーグ年間表彰式で彼らの名前が壇上で呼ばれることに期待したい。
(FC東京担当 西川結城)
2014/11/20 19:36