ウイルソンは10月22日のJ1第29節・名古屋戦(0△0)で左ひざを負傷して早々に交代。左ひざ関節骨挫傷及び外側半月板損傷で全治3〜4週間という診断を受けていたが、11月11日には全体練習に復帰。本人も「けがをした直後は『いつ戻れるのだろう』と心配しましたが、思ったより早かったのでうれしい」という回復ぶりで、15日の練習試合・ガンジュ岩手戦でもプレーした。
「実戦の感覚も戻ってきたし、自分にとって大事な練習試合だった」というウイルソンは、22日の第32節・C大阪戦に向けてコンディションを上げている。18日に行われた1対1でのシュート練習では、ペアを組んだ蜂須賀孝治の追撃を振り切ってファインゴールを何度も決めていた。
「けがが多かったことで彼自身もここまでのプレーには満足していないはず。そのぶんも活躍してほしい」と渡邉晋監督も期待を寄せる。20日には「結構好き」という大きなリンゴを二個持ってクラブハウスをあとにしたウイルソンは、「まずは自分のベストをこの試合で尽くします」と、C大阪戦での活躍を誓った。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/11/20 19:23