第38節の岐阜戦(2○0)で“ロング・リリーフ”を務めた下村東美。
「ベンチ裏で渡(大生)に『そろそろお前の出番だな』なんて言っていたら、最初に呼ばれたのが僕でした。ハチ(八角剛史)の足の状態も関係してのことだったようですが、いつもより早い時間での出場になりましたね」
下村がピッチに立ったのが75分。終了まで15分があり、いつものように守備固めとしてのプレーをするにはまだ早い時間帯だった。
「行くぞ、と監督から言われたときに、残り時間を確認して、守備だけをしていてはいけないと判断しました。もちろん、守備が第一の役割ですが、ボールが来たらピッチの横幅をうまく使いながら縦パスを入れるタイミングを図っていこうと思いました。ボールも奪えたし、狙い通りの形でボールも動かせたし、自分でもまずまず満足できる内容でしたね」
この日、星原健太に代わり右SBに入って先制点に絡んだ宮本亨も含め、柱谷幸一監督は手元に何とも素晴らしい『いぶし銀』のカードを持っているではないか。
(北九州担当 島田徹)
2014/10/29 15:12