J1は今週、J2とともに日曜日(26日)に一斉開催されることになっているのだが、その”煽り”を受けている選手がいる。それが川崎Fの大黒柱であり主将の中村憲剛である。その理由は、バルセロナとレアル・マドリーの伝統の一戦、”クラシコ”が見られないからだ。
「土曜の夜に甲府にいるから、クラシコが見れない。どうやって見ようかと…」頭を悩ませる。「次の日の朝、みんなご飯の会場とかで言うでしょ、”メッシやばい”と”ロナウド凄かった”とか」。結果を知らずに試合を見るのは難しいとも自認しており、悩みの種は増大するばかり。
「どっちも調子がいい中で迎えるクラシコは珍しい」。両者ともに好調であり、特にバルセロナは8試合を終えて無失点。意外な数字が出ているが、「今回(のクラシコで)は絶対に取られるでしょ」と中村。「(CLで対戦した)パリ・サンジェルマンにもアヤックスに失点しているし、自分が見ていた感じ、鉄壁なわけでもない」と続けた。「当たり前だけど、どっちが勝つか分からない。いちファンとして楽しみにしています」。
ぜひ愛するバルサの勝利を見届け、翌日のJ1第30節・甲府戦につなげてほしいものだ。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2014/10/25 19:22