前節のJ1第27節・名古屋戦は1-3と敗戦。7日、安達亮監督は、「勘違いと言われるかもしれないが、相手が(神戸)対策をしていると感じる。次はそれを打ち破るためのステップアップをしていけばいい」とポジティブに受け止めた。
そんな向上意欲を体現したのは、7日に行われた「2014関西ステップアップリーグ」京都戦(3○0)に臨んだサブ組の選手たち。小川慶治朗は、「(リーグ戦に)誰が出てもやれるゲームになった」と胸を張る。橋本英郎はロングパスやボール奪取で2得点に絡み、杉浦恭平はハードワークと絶妙なトラップで魅せ、大屋翼はボランチと左SBをソツなくこなし、和田倫季は1得点、北本久仁衛、河本裕之のCBコンビは無失点勝利に貢献した。
実戦復帰をフル出場で飾った茂木弘人は、「競争が生まれれば底上げにつながる。こっち(サブ組)はその気持ちでやっている」と士気充実。2得点の石津大介は、「裏への動きはトップチームに少ない。活性化させたいし、スタメンを狙っていく」と力強い。
この日は平日のアウェイということもあり、サポーターは少なめ。ただ、一人最後まで声を枯らして声援を送るサポーターの姿も。肌寒さが漂い始める季節に反比例して、共闘の熱気は高まった。
(神戸担当 小野慶太)
2014/10/08 07:00