神戸は17日、紅白戦などで汗を流したが、長らく負傷離脱していた主将の相馬崇人も元気な姿を披露。真骨頂ともいえるファーに届けるフワリと優しいクロスを見せるなど、リーグ戦復帰を視界に捉えた。
練習後、相馬は、「神戸の主将はけがをする(笑)」と自虐的なコメントで笑いを誘った。一昨季の主将・吉田孝行(現・神戸アンバサダー)は降格争いの渦中にけがで離脱し肩を落とし、昨季の主将・河本裕之は急性虫垂炎を含め度重なるけがで「主将らしいことは何もやってない」と言い続けるシーズンを送った。
相馬もまた、復帰を間近に控えるたびに再発する苦しいシーズンを過ごしてきたが、「もう不安はない」とツキモノの取れた笑顔で話した。
リーグ戦も残すところ11試合。「勝ち点『1』を『3』に出来るんじゃないか。先発組もベンチの選手もみんなが『俺がやる』ってなればいい。自分も流れを変えられる存在でありたい」。神戸の主将は、熱き魂をピッチに届ける。
(神戸担当 小野慶太)
2014/09/17 16:19