チームの成績とともに、終盤戦は個人タイトルにも注目が集まる。
アシストランキング首位に立つ三竿雄斗(湘南)を猛追しているのは、規格外の巨体をダイナミックに揺らしながら左サイドを疾駆する近藤祐介だ。10の三竿に対して、近藤は7。残り11試合で現時点での差を埋め、さらに追い越してキングの座に辿りつけるのか。興味深いところだが、本人は「あと3つはいきたいけどね」と至って平静かつ謙虚。
ただ、やはり数字は気になるようで、「前節はアシスト付きました?」と記者に確認を取る場面も。残念ながらイ・ミンスが決める前にDFが触っていたことでアシストは記録されず。「触った?当たっただけでしょうが」とすねてみせたが、挙げた3つのゴールはいずれも近藤が起点になっており、その貢献度は計り知れないほど高かった。
果たして、昨季のクリスティアーノ(現甲府)に続き、2季連続のタイトル獲得者が出るのか。見逃せないポイントの一つだ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/09/17 15:39