京都の右サイドと千葉の左サイドは、共にチームのストロングポイントだ。京都は右SB石櫃洋祐が6アシスト、千葉の左SB中村太亮は8アシストを記録している。
中村は2011年まで京都でプレーしていた。1年間、チームメートだったDF酒井隆介は、「(中村)太亮は右足でもクロスを蹴れるけど、(より脅威となる)左足で蹴らせないことが大事」と話す。
右MFとして先発が濃厚な工藤浩平は、「引っ張り合いだと思う。最初から主導権を握られないようにしたい。味方の選手を早く使うこと。2~3人目の動きとか、動き出しで勝負したい」と石櫃らを生かすことでサイドの主導権を取りにいく構えだ。石櫃も、「(工藤とは)タイミングが取りやすい。FWの選手はいいところに入って来てくれるので、そこへ上げるクロスの質をこだわっていく」と話している。
前節(J2第29節・北九州戦/1△1)、ドウグラスの得点を演出したのが、この2人。今週末のJ2第30節・千葉戦でも、決定的な仕事に期待が集まる。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/09/06 07:00