名古屋は12日、新潟よりFW川又堅碁の加入内定を発表した。14日に本契約をかわし、その後の非公開練習からチームに合流する。
複数クラブからオファーが殺到した中、最後は横浜FM、FC東京、C大阪との争奪戦。11日に新潟市内で会談を行った久米一正GMも「昨日の段階ではどこに決まるか本当に分からなかった」と接戦だったことを明かした上で、この日の午前中に川又の代理人から吉報が届いたという。契約期間は2年半の完全移籍で、海外志向の強い川又とは「海外からのオファーが届いた場合には(移籍を)優先する」(久米GM)形態となる。
前節・鹿島戦(2●3)の敗戦で、降格圏内の16位に後退した名古屋。得点力不足が一つの課題でもあるだけに、久米GMは「サッカーは最後は泥臭さがないと得点は生まれない」と川又の野性味あふれるプレースタイルに期待を寄せ、この日初めて加入の報せを受けた西野朗監督も「(点を取るために)連続で動き直せる選手。泥臭く、ゴールに対する意欲が人一倍強い」とその魅力を語った。
なお、新潟で公式戦から遠ざかっていた川又だが、練習は積んでおり、コンディションに問題はないという。今節・G大阪戦から出場可能となる。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/08/12 19:59