G大阪の黄金時代を作り上げた名古屋の西野朗監督との対戦がクローズアップされがちな名古屋戦。かつての愛弟子と対戦するのは、名古屋の指揮官だけではない。長谷川健太監督にとっても、かつての教え子にあたるのが枝村匠馬である。
奇しくも長谷川監督が清水の監督に就任した05年に清水でトップデビューを果たした枝村は、“ガンバキラー”で知られる男。清水では08年、09年に6戦6発の暴れっぷりで、C 大阪在籍時代にも2012年の大阪ダービーで2得点を奪ってきた。そんな枝村のことを問われると、長谷川監督もどこか歯切れの悪い返答が。「(枝村のことは)言わないですよ。言うとやられるから」(長谷川監督)。
今季は要警戒として名を挙げた選手にことごとく、痛手にあっていることもあり、あえて枝村の名を封印した指揮官だが、「(ガンバキラーだと)聞いている」と苦笑い。一方で清水時代に6年間を過ごした間柄だけに「大丈夫。枝村は首根っこを押さえますから」と笑い飛ばしていた。
(G大阪担当 下薗昌記)
2014/05/08 23:28