ここ3試合、先発出場を果たしている鈴木武蔵。「(川又)堅碁くんや、周りとの息も合ってきた。前節の横浜FMは相手も引いていたので、うまく間でボールを受けて、ミドルシュートも打てた」と少しずつ手ごたえをつかんでいる。
あとはフィニッシュの精度が課題だが、今日のゲーム形式の練習では、2トップを組んだ田中達也とコンビネーションよく、次々とゴールを叩き込んでいた。「達さんは声を出してくれるので、常にどこにいるか分かる」と鈴木。それにより、良い距離感でボールに反応できたという。
距離感が良ければパスミスも減り、少ないタッチでチャンスが生まれる。続けていくことで、今季目標に掲げている二ケタ得点にも近付けるはずだ。
今節対戦する鹿島は、現在J1首位。失点が少ない首位が相手でも、どん欲にゴールを狙う。「ここで勝てば上位に食い込める、チームにとって大事な試合。勝ち点を持ち帰る」と、大きな目を輝かせて勝利を誓っていた。
(新潟担当 野本桂子)
2014/04/10 10:30