「チームの勝利を優先しつつ、結果を出したい」(金園英学)。出場機会に飢えたストライカーが天皇杯でアピールを狙う。
15日の天皇杯2回戦で藤枝MYFCと対戦する磐田。前田遼一が腹痛で8日より練習を欠席しており、藤枝戦も欠場濃厚。9日の紅白戦では金園が主力組の1トップを務めた。
加入4年目の今季、リーグ前半戦で先発はゼロ。9試合に途中出場し、1得点とふるわず、「ジュビロに加入してから一番出てないですよね…」と唇をかみ締める。
6日の練習試合では高校生相手に5得点を叩き出したが、決定機を決め切れない場面もあり、課題も残した。プレー中にリズムをつかめず、「試合中、自分自身“サッカー”ができているのか」という感覚に陥ることもあるそうだが、その迷いを払しょくするためには公式戦でゴールという結果を残すしかない。
「藤枝は去年の天皇杯で清水と接戦だった。決して簡単な相手ではない」。カテゴリーの異なる相手だが、おごりは一切ない。このカップ戦を、先発奪取の足がかりとする。
(磐田担当 南間健治)
2014/07/10 11:44