今季、生まれて初めて故郷を離れた伊藤大介。今節は移籍後初の古巣対決だが、「あくまでもJ2の中の1試合。勝ちたいという気持ちしかない」とウェットな心情を否定する。
「大分で後藤(優介)が試合に出ているように、僕も千葉の生え抜きとして千葉で試合に出るのが理想だったかもしれない。でもそれはもう過去の話で、僕は大分でプレーすることを選んだ」
かつてそう語った伊藤は、パスの出し手として、受け手である後藤とのコミュニケーションを欠かさない。
「アイツはやるべきことをサボらずに一所懸命やるので、後ろから見ていて気持ちいい。たとえミスをしてもそのほかでたくさんのことを補っている」
今週も、なかなかゴールを奪えずに悩んでいる後藤について、「いまが変わるきっかけのタイミング」と見守る様子を見せた。
相手の背後を突くのが得意な後藤へとスルーパスを出し続ける伊藤。成長中の若き“ゴレアドール”と呼吸を合わせ、大分の勝利を目指す。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/07/03 17:31