神戸は26日、フィジカルメニューやミニゲームで汗を流した。この日からしばらく続いた2部練習が午前練習に切り替わり、よりコンディションを高めていくことになる。大屋翼は「コンディショニングの意識を高く持っている」と、体重管理などセルフコントロールへの取り組みを話す。さらに田代有三は「チームは良い形で前半戦を終えた。雰囲気も良い。個人的にはこの中断で仕切り直せたら」と、前半戦の反省を踏まえ、トレーニングに没頭している状況を話した。
25日には日本のW杯が終わった。挑んだ攻撃サッカーは、残念ながら結果を得られず。スペインの敗退も加わり、一つの見方として攻撃サッカーで勝ち続ける難しさが示された。神戸が今季掲げているのは紛れもない攻撃サッカー。その点について杉浦恭平と増川隆洋に聞いてみた。
「前半戦は亮太(森岡)、マルキ(-ニョス)、ペドロ(・ジュニオール)などが結果を残したけど、後半戦は一度戦った相手との対戦。相手もウチを知ってるだろうし、対策はとられると思う。そこをどうみんなで打開していけるか。それが課題でもあるし、楽しみなところですね」(杉浦)。
「90分の試合の中で、ポゼッションできる時間帯とできない時間帯がある。Jリーグはどこもレベル差が大きくあるわけではないし、力が拮抗しているリーグ。お互いが自分たちの時間を持つことがあるので、自分たちらしさをどの時間帯で出していけるか。いまやっているサッカーは良い意味で自信になり、結果も出ている。続けたい」(増川)。
積み上げる自信を下支えに、神戸は攻撃サッカーを磨いていく。
(神戸担当 小野慶太)
2014/06/26 14:44