W杯ブラジル大会も、いよいよ24日(日本時間25日早朝)が日本のグループステージ最終戦。勝ち点1で迎えるコロンビア戦の前日に、城福浩監督に日本代表への考えを訊ねた。
日本代表に対する批判も出ているが、城福監督は「まず最終節まで可能性のある状況だということを、しっかりポジティブに捉えたほうが良い」と言葉に力を込める。「『優勝をしたい』とか、モチベーションが高い中でそれを表す言葉を使うことは、それで良い」と選手の立場を認めつつも、「世界のサッカーシーンで考えたら、予選リーグを抜けるか抜けられないかのギリギリの戦いをするのが、日本の立ち位置」と指摘する。
「欧州で言えばイタリアではなく、スイスですよね。第3戦までどっちに行くか分からない状況で、超一流国以外はせめぎ合いをしている。そこのせめぎ合いにいつも顔を出せているということをポジティブに、期待感を持って第3戦まで見られるということを幸せに感じて、みんなが応援するべきだと思う。(日本も)ああいうレベルに肩を並べることが大事」(城福監督)。プロビンチアの指揮官は現実的に、しかし熱くコロンビア戦と日本サッカーの未来を語っていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/06/24 19:12