2日、原口元気がヘルタ・ベルリン移籍前、最後の大原での練習を終えた。
原口は「自主練でまだ使わせてもらうと思うから」と、とぼけながらも、「大原は家みたいなものだったからね」と寂しさをのぞかせた。
前日には浦和の選手としての最後の試合、ナビスコカップグループリーグ第7節・名古屋戦(5○2)後にセレモニーを行ったが、「やらないといけないという気持ちになった。もうレッズの選手じゃないし、新しいスタート。だからみんなに対してはもう『ありがとう』じゃなくて『行ってきます。頑張ってきます』」と、気持ちを切り替えていた。
練習後には約1時間をかけてファンサービスを行ったが、「オレはファンサービスには積極的じゃなかった」と原口。それは「練習や試合で120%のプレーを見せるのがプロ。それがファンサービスだと思っていた」からだ。しかし、「直接話をして、いろいろなことを伝えてもらった。それはうれしかった」と、感慨深げな様子だった。
その思いも胸に、原口はドイツへと飛び立つ。
(浦和担当 菊地正典)
2014/06/02 15:57