前節、湘南の開幕連勝記録阻止に挑んだ福岡だったが、結果的には返り討ちにあい、湘南を止めることはできなかった。
森村昂太も「湘南は強かった。チームとしての差も感じた」と完敗を認めていた。そして、自身については「途中出場で入った自分がもう少し前線でキープするとかゴールに向かってプレーするとかできれば良かったし、力不足を感じた」と反省しきり。湘南に押し込まれ、最終ラインが下がる中で前線に投入されたが、孤立するのは必至だったため、同情の余地はある。それでも、本人はさらなるレベルアップを誓っていた。
今節、対戦する山形の宮阪政樹は、FC東京の下部組織の1年後輩。後輩について森村は、「ユースのときは無回転キックがすごかったけど、いまのようなコントロールする形のFKのイメージはなかった。でも、プロに入ってからはそっちのほうで決めていることが多い。FKにも気を付けないといけないけど、展開力もあるし、早めにアプローチをかけたいなと思う」と警戒している。
先輩の左足か、後輩の右足か――。FC東京育ちのテクニシャン対決に注目したい。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/05/22 13:22