小さくても決めます。サッカーに身長は関係ない。前節・長崎戦(1△1)で廣瀬浩二は、身をもってそれを証明した。
Jクラブ最小(165cm)の主将の今季初得点は、ヘディングシュートから生まれた。ちなみに、本人いわく、「プロ初得点もヘディングだった」そうだ。貴重な同点弾に、「ホンマに時間が掛かったわぁ。磐田戦で(GKとの1対1を)決められへんかったから、アカンかなと思っていた」と、安堵の表情を浮かべていた。また、「8割方、ノリ(山形辰徳)のボールで勝負アリだった。良いボールだったし、タイミングもバッチリ」と、絶妙のクロスボールを供給してくれた同級生に感謝しきりだった。
「主将が結果を出したのは、チームとして大きい。浩二もラクになったはず」。そう大久保哲哉が言うように、1点を取れたことで肩の荷が下りたことだろう。これで決定機でも力まずに、リラックスしてシュートが打てるはず。ホーム熊本戦での一発にも期待が膨らむ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/05/20 22:17