そけい部痛で第3節・熊本戦を欠場した山田大記が、前節・福岡戦に途中出場し、公式戦復帰を果たした。福岡戦では1アシストを記録。しかし試合結果は3-3-のドローに終わり、「試合を落ち着かせることができなかった」と反省を口にした。
ただし、下は向かない。オフとなった24日には、磐田のオフィシャルスポンサー・ヤマハ発動機の新入社員研修会に特別講師として出席。「何事も周りの環境のせいや、人のせいにしないこと。それを決めるのは自分自身です」とアドバイスを送った。
物事をネガティブに考えても仕方がない――。昨季J2降格という苦境を経験し、痛感させられたことだった。けがで出遅れ、山崎亮平に先発の座を譲ることになっても、「自分とは特長が違うので」とあくまでも自然体。自分自身の持ち味を出すことに全力を注ぐ。
「(今節・栃木戦の)先発はイス取りゲームで決めましょうか(笑)」(シャムスカ監督)。ポジティブな定位置争いが、指揮官を悩ませている。
(磐田担当 南間健治)
2014/03/27 18:18