3日に行われた第11節・東京V戦。改修工事の前、J2最後の国立開催となったこの一戦(○1-0)を制したFC岐阜は、「本当に神様が住んでいる」(ラモス瑠偉監督)国立で、歴史に残るチームとなった。
しかし、「Jリーグ開幕時もあそこのピッチに立っていた」ラモス監督は、それ以上に“持っていた”。6日に行われた国立最後の一戦(甲府×浦和)が0-0のスコアレスドローでタイムアップ。Jリーグ開幕以降、数々の歴史を生んできたサッカーの聖地は、カリオカ率いるヴェルディ川崎の得点にはじまり、カリオカ率いる新生・FC岐阜の得点で終わることとなった。
このことを問われたラモス監督は、「すごいですね。J1は0-0だったのか」と満面の笑み。最後の得点者は難波宏明だったが、その得点を認め称えた上で「ちゃんと書いてくれよ。『監督はラモス瑠偉です』と(笑)」と、国立最後の勝利監督となったことを強調。「(書くのは)当たり前やないか!」といたずらに白い歯を見せていた。
(岐阜担当 村本裕太)
2014/05/09 18:10