今節対戦する岐阜のラモス瑠偉監督は、2006年に東京Vの指揮官として森本貴幸を指導していた人物でもある。その印象を森本は「自分が一緒にやったのは半年だけだったので、あまり多くは話せなかったけど、やっぱり熱かった。(サッカー面では)ボールをつなぐのが好きなのかなというのは感じる」と語り、「久々に会えるので、あいさつしたい」と試合を心待ちにしている。
その森本は第10節・磐田戦(0●2)より先発に復帰し、前節・群馬戦(3○2)も連続で先発出場。ゴールこそ奪えなかったものの、前への迫力と献身的な守備でチームを助けた。特に群馬戦の後半のプレスバックは効果的で、「あれくらい前半からできていればもっとラクな試合ができた」と森本も振り返る。
とはいえ、やはり欲しいのはゴール。「体が動けていないというわけではない」という言葉も強がりではなく、あと一歩のところまでは来ている。ラモス監督の目の前で今季初得点を挙げ、一気に勢いに乗りたいところだ。
(千葉担当 片村光博)
2014/05/05 15:58