前節・広島戦(0△0)は得点を奪えなかったが、失点もゼロ。神戸は攻撃サッカーを掲げるが、着実に守備力も備わってきた。
ボランチの一角を務める橋本英郎は言う。「(シンプリシオの)代わりと考えると、シンドくなるし、僕が試合に出ているのなら、自分自身がやりやすいように、味方にとってやりにくくならないようにすることを心掛けている。守備には安定感を出したいと思っていますね」。
広島戦は、後半こそボランチ1枚の攻撃参加を方針に掲げ、攻撃の人数を増やしたことで広島得意のサイドチェンジを許す格好になったが、橋本がポジションを崩さなかった前半は、広島の速攻にスピードを出させなかった。
また、攻撃に幅を持たせるサイドの使い方について橋本は、「(SBを)あまり高くし過ぎるとノッキングもするので、みんながやりやすい形でやっていけたら」と、対戦相手とのマッチアップを冷静に把握する大切さを話した。背番号27は広い視野で、神戸の攻撃サッカーを支えている。
(神戸担当 小野慶太)
2014/05/05 15:53