26日の第9節・甲府戦(0●2)での完敗から一夜明け、大宮の練習場にはいつもと違う光景があった、甲府戦の先発組に片岡洋介を加えた12人が、芝生の上で輪になって青空ミーティングを行っていたのだ。
大熊清監督は「選手にもいろいろやれているところと、やれていないところがある。そこはわきまえながら(やっていこう)という話や、『もっとこういうことをやったほうがいいんじゃないか』という話をした」とその意図を説明。ミーティングの中では渡邉大剛や家長昭博、チョ・ヨンチョルなどが発言し、意見のすり合わせを図った。
次節までの準備期間は、この日を入れてわずかに2日。「下を向いている余裕なんてまったくない」とはベテラン・江角浩司の言葉だ。リーグ戦4連敗と厳しい状況だが、「こういうときだからこそ、言いたいことを言ってまとまっていくことが必要」と大熊監督は強調した。今回交わした議論を、なんとか好転のきっかけとしたい。
(大宮担当 片村光博)
2014/04/27 22:30