2日に行われるナビスコカップ第2節は浦和との“さいたまダービー”。そして、大宮にとっては今季のナビスコカップ初戦でもある。大熊清監督は「むやみに全員にチャンスを、とは考えていない」と話したが、新たにチャンスを得る選手も皆無ではないだろう。
プロ2年目の今季は出場機会に恵まれていない富山貴光も、その候補だ。「個人としてのコンディションはすごく良い。チャンスがあれば、そこで結果を残せるようにしたい」と意欲を見せる。
さらに富山は浦和守備陣を攻略するイメージもできている。「(浦和は)攻撃に人数をかけてくるので、ボールを取ってから背後に抜けるプレーはすごく効く。そこで起点を作ったり、1本でゴールまで行けるようなシーンを作りたい」。
今季のチームはシュートが少なく、攻撃が手詰まりになるシーンも多い。ときに強引にゴールを目指す富山の果敢な姿勢は、チームに勢いを与えてくれるはずだ。大一番での出番に期待したい。
(大宮担当 片村光博)
2014/04/01 17:18