前夜からの積雪でグラウンドが埋もれた14日、チームは練習を午後に延期し、朝からスタッフ総出で雪かき。選手たちも四駆に乗り合わせるなどして無事集合し、軽いフィジカルメニューの後、ミニゲームを行った。
珍しいシチュエーションに選手たちのテンションも上昇気味。長年大分に在籍する高松大樹も「こんな雪は初めて」。キャリア最長の高木和道は清水時代に雪中試合を経験したことがあるそうだが、練習は初体験と証言した。雪のないコロンビア育ちのジョナサンは歓喜して通訳を困惑させ、青森山田高OBの松本怜は「僕たちは雪を踏み固めながら紅白戦してたから」と得意気だった。
だが、やはり最もパワフルだったのは田坂和昭監督。通常どおり朝6時に雪の急坂を「気合いで登った」後、泊まり込んでいたスタッフと駐車場の除雪に続き、ピッチに20m×30mのコートを“造成”。練習中に後ろに隠し持っていた雪玉の意味は最後まで謎だったが、「明日の練習試合は90分やらせる」と闘志を燃やして見せた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/02/14 21:18