梅崎司にとって、今季は昨季に比べて苦しんだシーズンだった。右サイドのレギュラーとしてシーズンをスタートさせ、MF宇賀神友弥の負傷からは得意の左サイドでプレーしたが、7月31日に行われたJ1第18節、磐田戦で眼窩底骨折の重傷を負って戦列を離れると、復帰以降もベンチスタートが続いた。
しかし、「サッカー選手には付き物。確かに流れが良くないことも続いたけど、初めての経験ではないし、腐らずにやってこられた」と下を向くことはなかった。そして、前節の鳥栖戦でサイドとしてはその磐田戦以来となる先発出場。その試合で敗れ、優勝を逃したことは「スゲー悔しかった」と言う一方、「現実だし、力が足りなかったということ。だったらもっと力をつければいいし、そのためにもがいて行きたい」と向上心を示した。
2戦連続のスタメンもありえる最終節に向け、「最良の準備をして、全力で自分らしくプレーしたい」と意気込んでいた。
浦和の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(浦和担当 菊地正典)
2013/12/04 21:00