今節の対戦相手である北九州は三浦泰年監督が監督としてのファーストキャリアをスタートさせたクラブであることを筆頭に、佐藤優也、常盤聡ら昨季まで同クラブに在籍していた選手が多数所属している。それでも、彼らには古巣戦という感傷に浸る様子はなく、J1昇格プレーオフ圏浮上を懸けて目の前のゲームを一つひとつ勝ち切ることだけに集中している。
三浦監督は北九州の印象について、「攻撃のバリエーションも豊富だし、守備の安定など、ここまで積み重ねてきた成果が表れていると思う」と柱谷幸一監督が作り上げてきたチームに対して一目置いており、「強気に戦う」ことを強調した。
一方で、前節・栃木戦で終了間際に一矢報いるゴールを決めた巻誠一郎は、6位・長崎と勝ち点で『9』離れている現状について、「自分たちが作り出した状況」とコメント。「絶対にあきらめないし、目の前の試合で一つひとつ全力を尽くす」と一戦必勝のスタンスを貫いている。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/10/25 20:58