前節・大分戦では長らく負傷で戦列を離脱していたMF下田光平選手が、82分からDFイ・ガンジン選手に代わって途中出場。5月13日第14節・ジェフユナイテッド千葉戦以来の公式戦復帰を果たしました。2日(火)の練習後、下田選手にお話を聞きましたので、コメントを紹介します。
【SHORT INTERVIEW】
■MF 28 下田 光平選手
――前節・大分戦で公式戦復帰を果たしました。
「(1-3で)負けている状況だったけど、個人的には僕が入って攻撃で何かができるわけじゃない。試合の雰囲気に慣れるというか、味方が攻撃に出たときのディフェンスはしっかりやろうということは頭にあった。あまり前を向けなかったけど、試合に少しでも出られたことが次につながると思う」
――練習を見ていてもコンディションは上がっているようですが?
「コンディションは徐々に上がってきている。ただ、まだ頭の部分が追い付いていない。いつもの課題だけど、守備から攻撃に移る際の切り替えがまだまだ。守備の場合、まずは相手に食らい付けばいいけど、守備からボールを取った瞬間に広いほうを見るとかできていないし、ディフェンスに頭が行きがちでまだ周りが見えていない。それはけがをする前からの課題でもあった。まだ以前の状態には戻っていないと感じている。守備のところで頑張り過ぎてその後が続かない。体が動くようになったので、守備から攻撃への頭の切り替えをもう少しやっていけるように、明日の練習試合(亜細亜大戦)でも取り組んでいきたい」
――次節、東京V戦は味の素スタジアムでの試合です。
「昨季、FC東京で味スタでの試合に少しだけ出られたし、あのときはやっと出られたという感じ。チャンスがあれば味スタでプレーしているところを見せたい。いまは結果が求められる。今までやってきたサッカーと結果を求めるサッカーを両立させていきたい。個人としては失点をなくせるように守備で効果的な仕事をしたい。シュートやボールを動かすことは前の選手たちに任せて、いろいろなことをやり過ぎて中途半端になっても仕方がないので自分がやるべきことをやりたい」
7日(日)に行われるJ2第37節・東京ヴェルディ戦は、味の素スタジアムでの試合です。味スタは下田選手の期限付き移籍元・FC東京のホームスタジアムでもあります。東京V戦はアンカーのポジションを務めている太田康介選手が出場停止であるため、下田選手にとっても先発出場のチャンスが十分あると言えるでしょう。3日の練習試合・亜細亜大戦を含めて、下田選手のアピールは続きます。
(町田担当 郡司聡)
2012/10/02 18:30