23日、グラウンドに2枚の横断幕が掲げられた。いまだリーグ戦1勝のみ、ホームでの勝利はなく最下位に沈むチームに喝を入れるべく、午前5時半、サポーターズクラブのメンバー13人が準備した。中には出勤前に片道1時間かけて駆けつけた人もいた。ともに戦う仲間同士、時には発破をかける必要がある――。そう判断しての行動だった。
午前6時半、サポーター代表が出勤してきた田坂和昭監督に「厳しい言葉を書いたけど、最後まで監督を信じて一緒に戦いたい。スタジアムでは懸命に応援する」と話すと、監督も「サポーターの気持ちに応えたい」と、固い握手を交わした。
高松大樹は練習後に「ともに戦ってくれるからこその厳しい言葉」と受け止め、勝利を誓った。横断幕を背負ってトレーニングに励んだ選手たちは、24日の広島戦で、県民の期待に応えるために全力を尽くす。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/08/23 15:23