0-2の完敗を喫した前節の岡山戦。出場停止で欠場した飯尾一慶は試合前、「みんなに岡山戦の勝利を託すしかない」と話していたが、主将の思いは実現しなかった。今節は中2日で迎える再び敵地での神戸戦。チームは帰京せず、岡山に残って2位・神戸とのゲームに備えた。
国立での前回対戦では終了間際の高原直泰のゴールで勝ち切った東京V。飯尾はその神戸を「対人に強いし、特に右サイドの奥井(諒)選手を中心にSBが積極的に上がってくる」と警戒しつつも、「粘り強く戦えば得点するチャンスが出てくる」と2位・神戸撃破を狙っている。
さらに出場停止から復帰濃厚の主将は言う。「僕は神戸戦にしか出られないし、中2日で迎える試合なので、しっかりと準備をして少しでもチームメートを助けたいと思う」。
試合では誰よりも献身的に走り続けている飯尾。チームを勝利に導くために、緑の主将はその背中でチームを引っ張る。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/08/20 20:30