「かわいそうですよね…」。高校時代の同級生である小林悠が負傷し、心底、残念がっていたのが太田宏介だ。前回の多摩川クラシコでは、白熱の同級生マッチアップが実現した。
「アイツ、いらないところでバチバチくるんすよ…(笑)。でも、本当に楽しかった。むちゃくちゃ意識するし、負けたくねえ存在ですから」
ただ、その同級生は今節、ピッチにはいない。けれど、ピッチの脇に意識する存在がいる。麻布大淵野辺高でGKコーチだった中山和也氏(現・川崎F通訳)だ。
「ボールが外に出たタイミングで、汚いポルトガル語をかけてくるんです(笑)。そっちの戦いもある」
週末の試合には「同級生や地元の友達がたくさん来る」そう。太田はピッチ脇からはプレッシャーを、スタンドからは心強い声援を受けてプレーすることになる。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/08/08 17:52