中京大中京高校のFW宮市剛選手(2年)が、22日から25日までトップチームの練習に参加しました。
「最近、練習生が来ても、人数の関係でなかなか全部のメニューに入れなかった。珍しいですよね」
そう話したのは、橋本和選手。
確かに、ゲーム形式の練習など、宮市選手は主力選手たちとともに練習を続けました。初めてJリーグチームに練習参加したということで、なかなかゲームで特長を生かす場面は少なかったですが。
また、練習参加前のあいさつ時には、ネルシーニョ監督からイジられる場面もありました。
「愛知県から来ました、宮市です」と自己紹介をしようとすると、すかさず「ポジションはFWです!」。横から監督がツッコミを入れたり。
また、大谷秀和選手、工藤壮人選手などを始め、「みんな優しく話しかけてくれて、やりやすかった」と宮市選手も話していました。
24日の練習後には数人の記者に囲まれ、少しの取材を受けました。すると、ここぞとばかりにヤジを入れる選手が。
「そうやって、高校生に対して取り囲んで取材して。そうやって、選手はダメになっていくんですよ!」
ついに全体練習に合流した、GK桐畑和繁選手です。愛のあるイジりは、桐畑選手らしいですね。
プロの厳しさと強さを体感して、宮市選手はカルチャーショックも受けたかと思います。けれど、強化部から「お兄さん(宮市亮選手)よりも身体能力があるとも聞いている。大津祐樹みたいになると良いね」とも評価されています。また、すらりと伸びた長身は、大きな選手が多い柏のなかでも目立っていました。これから、きっと彼は争奪戦になるでしょう。彼の今後の動向にも、注目が集まります。
(柏担当 田中直希)
2012/08/24 23:16