甲府は20日、富士吉田市で清水との練習試合に臨んだ。リザーブ組を中心としたメンバー編成の中で、注目はパトリックとジウシーニョの新外国籍選手コンビ。
1トップに入ったパトリックは10分に自らのポストプレーから三幸秀稔の惜しいミドルをお膳立てし、16分には石原克哉のクロスから1本目のシュート。17分、29分には相手CBをぶち抜く見せ場も作る。40分にはセットプレーのこぼれ球を押し込み、甲府初ゴールを記録。前半のみの出場ながら、十分なインパクトを残した。
左シャドーに入ったジウシーニョは1トップをフォローしつつ、本人が「好きなプレー」と語るサイドチェンジで[3-4-2-1]の外を生かした。二人が口をそろえるのは、ボールを大事にする意図でプレーしたということ。「外を使うためには、中でしっかりボールが収まる必要がある」と語った城福浩監督の狙いどおりに、パトリックという収まりどころができたことで、サイドも生きるという好循環が見て取れた試合だった。
試合は甲府が後半アディショナルタイムに保坂のゴールで追加点を挙げ、2-0で勝利している。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/07/21 00:36