10日、浦和相手に狙いどおりの試合運びを続けながら、終盤に2点差を追い付かれる悔しい引き分けを喫したFC東京。指揮官であるランコ・ポポヴィッチ監督に11日、失点した残り10分についての話を聞いた。
ボランチに下がり、ボールをさばいていた柏木陽介について話を振ると「鈴木啓太だって阿部勇樹だって、それ以前にフリーでパスをする場面があった。柏木が決定的な仕事をして結果につながったわけではない。柏木どうこうというより、ウチには2-0を3-0にするチャンスがあったわけで、そこを決め切れなかったところが問題。それに、彼にチャレンジのパスやサイドチェンジを許したのは自分たちであり、ディフェンスラインが下がって相手にやらせてしまったことも課題。失点についても、ウチの選手の対応に問題があったと考えています」と述べた。
交代策については「(東)慶悟の運動量が落ちていたのでルーコン(ルーカス)を入れて、前から守らせたかった」と意図を説明。「だが、勇気を持って前から行けなかった」と悔いた。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/07/11 22:43