仙台の武器の一つがセットプレーだ。その強さは、特に試合前日の綿密な練習に支えられている。自分たちや相手の特徴を考えた配置や動き、選手間でのコミュニケーションなど、確認することは多い。そして何より攻守それぞれの攻防が熱く、あるときはファインゴール、あるときはギリギリでのクリアと、何が起こるか分からない。絶好のチャンスで外せば「決めんかい!」と気合を入れ直す一声が聞こえてくることも少なくない。
9日のセットプレー練習でも攻守に好プレーが生まれたが、攻撃側選手の強烈なボレーシュートを、守備側に入った沖田優コーチが至近距離で、しかも顔面で受けてしまった。シュートをする側も止めた側もファインプレーだったが、沖田コーチはさすがに「シュートを打たれた後の記憶がありません」という状態だったという。手倉森誠監督も、何度も「何が起きた(おきた)?」と心配していた。
仙台の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(仙台担当 板垣晴朗)
2013/07/09 15:40