甲府は14日、清水とのトレーニングマッチに3-1で勝利した。17分に先制されるが、28分に盛田剛平がCKからヘッドを決め、37分には福田健介のフィードから抜け出したオルティゴサが流し込む。59分にも相手DFの上げ損ないからウーゴが抜け出し、最後は柏好文が決めた。
CBが37歳と39歳、ボランチが33歳と35歳…。そんな“おじさんディフェンダーズ”の貢献もあり、甲府が落ち着いた試合運びを見せた。城福浩監督は「今日やれたからエスパ(清水)よりいい調整ができているということではない」とくぎを刺しつつ、「3-1となったときもつないで自分たちの時間を作るトライができた」と試合運びの妙を認める。
もう一つのテーマは南米トリオの併用だ。ウーゴとオルティゴサの攻撃力を引き出しつつ、守備のスキを作らない――。そこで重要だったのが両ボランチ、マルキーニョス・パラナ、山本英臣のコーチングで、オルティゴサは「言葉が通じるので絡みやすい」とパラナの起用を歓迎していた。
(甲府担当 大島和人)
2013/06/15 14:33