元パラグアイ代表FWのオルティゴサがチームに合流して1カ月。山東魯能を開幕直前に戦力外となり、明らかに重い状態での来日だった。しかし徐々にコンディションを上げ、出場機会も増やしつつある。身体のキレが上がっただけでなく、リラックスした表情を見せることも増えた。
オルチ(オルティゴサ)はなぜ変わったのか? 城福監督は3つの理由を挙げる。一つ目は「前所属とは違う状況が分かった。周りのホスピタリティー、向き合う姿勢を感じている」(城福監督)こと。アジアの悪い印象、警戒感が緩んだのでは? と監督は推測する。二つ目は「マルキ(マルキーニョス・パラナ)が合流したこと」。マルキーニョス・パラナはブラジルで一緒にプレーした気心の知れた選手。真面目なマルキの「取り組む姿勢を隣で感じたり」したことで、オルティゴサの姿勢も変わったと言う。城福監督が「これは大きい」と語る3つ目の理由は彼女の来日。実は栄養士の資格を持つ女性で、食事面のサポートが大きいそうだ。
(甲府担当 大島和人)
2013/04/23 17:59