前節の福岡戦、CBでの先発出場し、“横浜FCデビュー”を果たした渡辺匠。「何の力にもなれていない。早くチームの一員としてスタートしたい」という思いは強く、「プロデビュー戦くらいに緊張した」という。試合ではその緊張を見せず、ボランチとのパス交換でビルドアップのリズムを作るなど尽力した。ただ、「自分の出来はどうでもいいから、とにかく勝ちたかった」と、敗北を喫したことを反省している。
次節は、2試合連続でのホームゲームで、相手は愛媛。チームが出遅れているだけに、無論、ホーム初勝利を期する試合となる。渡辺にとって言えば、山形でともにプレーしJ1昇格を経験した小原章吾、園田拓也との対戦が楽しみな一戦でもある。「園田はパッパラパーだけど、ノるとスゴいプレーヤー。章吾は普段はクールで、サッカーに対する姿勢も学ぶものがある。だけど、本当は面白い」と、彼らの素性を明かしてくれた。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/05/08 21:15