激闘の広島戦。67分、右サイドを突破した今井智基のクロスから価値ある先制点が生まれた。「あれは最高でしたね。ノヴァ(コヴィッチ)は、よくぞ決めてくれました」。今井は今季クロスの精度を上げることを課題としていた。練習後にボールを蹴る姿も見られたが、それが結果となって現れた形だ。また、急激な上達にはボランチの青木拓矢からの適切なアドバイスもあった。「相手が触り切らない間にGKとディフェンスの間に早いボールを上げたほうがいい」。これをきっかけに相手にとって危険なクロスを放つまでに成長することができた。次節・仙台戦でも、大宮の右SBがオーバーラップを仕掛けたときは注目だ。
(大宮担当 上野直彦)
2013/05/08 21:04